”信者”のこころ〜なぜ騙され続けたのか〜

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見えない通帳があるかのように思っていた

「そんなことは言われていない」

カルト教団の信者が反発したら、問うてあげてください。

「言われていないことはわかりました。では、あなたはどう思っていますか?」

 

ただ今助かるはずなのに、20年や30年で聞けるはずがないというよくわからない話を自分の脳内で整合性をつけるためにこねくり回した結果、以下のような理解になっていたのであった。

 

詰まるところ、どうしたらいいかということについては宿善というところで騙されていた。

 

「宿善が間に合うのではない」

善で助かるとは言ってない、とは一応は言うが、「宿善まかせ」なのであって、

「宿善開発」であって、結局は宿善なのだと。

お聖教は難しいと思い込まされているし、思考力もなくなっている上にお聖教を断章で読むからその間違いがわからない。

 

昔は「阿弥陀預金」なることが教団内新聞に書かれていたそうだが(当然、まずいと撤回したのだろう)、それでも心の中に

 

見えない宿善の預金通帳のようなものがあって、

自分には残高は見えないからわからないけれど、

いつか開発に間に合うだけの分が貯まって、

そのときがシンジンケツジョウ

 

と思っていたのであった。

 

だから何かすこし頑張ると

 

(残高は見えないけど)きっと貯金少し増えたよね!

 

と少し安心するのだ。

ばかですね。愚の骨頂ここに極まれり。

恥ずかしい話であるが正直な話である。

「口では否定しながら」実際の心ではしっかり握って握りしめ続けていたという、

これがマインド・コントロールである。

 

 

捨てなきゃならないものを

募らせてどうすんだよ!

 

 

 

 

 

 



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