”信者”のこころ〜なぜ騙され続けたのか〜

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幼稚な間違いの”○○の道理”に騙される

大根の種から大根の芽が出て大根ができたという話は正しい。大根の種→大根の芽→大根。

 

しかし、大根の種があったら必ず芽が出るかと言えばそれは言えない。これも、縁という言い方で説明したりするのは正しい。

 

因縁という教えは仏教の基本であるが、大根の芽が出たときに初めてそれは大根であったと確実に言える。絶対に大根の種だと信じ込んでいて植えたけれど、白菜ができたなら、それは白菜の種だったということだ。

 

「親から子が生まれるのではなく、子が生まれたときに親になる」という言い方をするのがこれである。

 

また、いい日に植えたり祈祷したりしたら芽が出るのではなくて、相応の因縁によるのであり、迷信に迷う必要はないというのが仏教である。

 

カルト教団の信者が、まるでこれは○○の種ですよ熟したら実になるかのように騙されてせっせと何かに励むように仕向けられているが、シンジンケツジョウノタネなるものは存在しない。だから期待しているように実になることもない。

 

現世利益を実らせたいのか(それは自由だが)、種まき種まきと言って、確かに多少善いこともしているのだろうけれども、それ悪かも知れないよいやどう見たって悪だよねと言っても盲信の信者達にはつうじない。



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