聞き誤りを利用するのが偽宗教
”聞き誤り”と切って捨てるのは簡単だ。
ただ、あの集団の中にいても、肝心なところを聞き誤らずに救われていった人もいる。(実際、そこさえ誤らなければ、救われる教えである)
ただ、その人たちに共通するのは、他の団体とも接点があって、その中で正しい教えも聞いて、誤りと正しいことの分別をつけていることである。
その点においても、「特定の人からでないと救われない」という聞き誤りをしていないことがわかる。
要するに、「他の団体や、他の人から聞いたら地獄行き」なんていう聞き方をしていないのである。
しかし、だからといって、ただ聞き誤るほうが悪いと切り捨てるのは冷たい。
騙されやすい、聞き誤りやすいのが人間というものだ。
それを利用する人間のほうが悪い。
弱者に寄り添うのが慈悲というものだ。
騙されやすい者、聞き誤りやすい者に寄り添う人間でありたい。